当クリニックの分娩について

当クリニックの分娩について

当クリニックの分娩について

当クリニックでは自然分娩を中心に行っておりますが、ご希望に応じて計画分娩も行っております。緊急の際には、状況に応じて、吸引分娩、鉗子分娩、帝王切開などに迅速に切り替えます。また、里帰り出産にも対応いたしておりますので、ご相談ください。

計画分娩

計画分娩とは

計画分娩

当クリニックでは、希望者を対象に、「計画分娩」を行っております。計画分娩とは、事前に分娩日を決めて分娩の誘発を行うことをいいます。陣痛促進剤や医療バルーンを用いて行います。計画分娩は医療のサポートはありますが、不自然な分娩ではありません。陣痛のきっかけを作る手段とお考えください。立会い出産を希望される方やご家族の都合などで計画分娩を選択なさる方が増えています。

計画分娩のメリット

  • 約9割の方が、予定した日に出産をすることが可能です。
  • 出産日が決まっているので、準備がしやすく、リラックスして臨めます。
  • 立ち会い出産のご希望など、ご家族の計画も立てやすくなります。
  • 墜落出産(病院に着くまでに間に合わない出産)を予防できます。
  • 日中(病院の人手の多い時間帯)の出産が可能で安全性にも優れています。
計画分娩の注意点

妊婦・胎児の状態によってはおすすめしない場合もあります。

薬品、処置代のみ別途必要です。

計画分娩が適した方

  • 前回の分娩経過が早かった方
  • 経産婦(多産)の方
  • 遠方にお住まいの方
  • 立ち会い出産をご希望の方
  • 慎重な母体の管理、胎児の管理が必要な方

計画分娩の実施日について

計画分娩は、月曜、水曜、木曜、土曜におこなっており、1日お一人のみとさせていただいております。ご希望の方はお早めにお問い合わせください。

無痛分娩について

当院では硬膜外麻酔による無痛分娩を希望される妊婦様に対して行っております。

日本では8.6%程度とあまり普及していませんが、アメリカでは70%、フランスでは80%と一般的です。

無痛分娩は全ての痛みを取り除くのではなく、最低限の痛みへ抑える方法です。麻酔の効き方には個人差があり、痛みが残ることもあります。

経産婦様の無痛分娩は計画分娩とセットでお願いしております。初産婦様は陣痛が発来し、入院した後の対応となります。

無痛分娩のメリット

  • 痛みを抑える効果が強い
  • 産後の回復が早い
  • 安全性の向上(緊急帝王切開への対応)

無痛分娩のデメリット

  • 促進薬の使用頻度上昇や分娩時間の延長
  • 器械分娩率の上昇(帝王切開率は不変)
  • 全脊髄くも膜下麻酔、局所麻酔薬中毒、麻酔後頭痛の可能性
  • 胎児の一過性徐脈など

入院時期

無痛分娩は前日入院(誘発前日)になることがあります。

計画予定日より先に陣痛が来てしまった場合も、できる限り対応いたします。

24時間体制で対応しております。


当院での無痛分娩について

全分娩数 無痛分娩数 帝王切開数
R5 430 97 109
R6 494 130 128

無痛分娩を担当する医師

麻酔科専門医 米田Dr(非常勤)
産婦人科専門医 岩佐

無痛分娩に必要な費用

約10万円

無痛分娩の説明・同意書

無痛分娩に関連する学会加入状況など

日本産科麻酔学会 

日本周産期・新生児医学会 新生児蘇生法 専門 Aコース修了認定

JALAカテゴリーA講習 受講済み

JALAカテゴリーB講習 受講済み

JALAカテゴリーD講習 受講済み

吸引分娩、鉗子分娩、帝王切開

吸引分娩

急速遂娩(急いで出産する必要があること)が必要となった場合や児頭が娩出しずらい時の補助として行われます。子宮口が全開大しており児頭が骨盤濶部まで下降している時に行われます。条件を満たさない場合は帝王切開になる可能性があります。
適応 胎児機能不全、微弱陣痛、回旋異常など

鉗子分娩

吸引分娩と同様に急速遂娩が必要となった場合や児頭が娩出しずらい時の補助として使用されます。子宮口が全開大しており児頭が嵌入・固定し鉗子適位にあることが条件となります。条件を満たさない場合は帝王切開になる可能性があります。
適応 胎児機能不全、微弱陣痛、回旋異常など

帝王切開

帝王切開

急速遂娩が必要な場合や経膣分娩が不能または経膣分娩によるリスクを回避する場合に行われます。
適応 前回帝王切開、骨盤位、児頭骨盤不均衡、前置胎盤、低置胎盤、胎児機能不全、分娩停止など

里帰り出産

当クリニックでは里帰り出産をお受けしています。メリット・デメリットがありますので、よくご検討ください。

里帰り出産を予定されている方へ(当クリニックから他院へ)

里帰り出産を予定されている方へ(当クリニックから他院へ)

妊娠週数が進むにつれて、産科的な合併症のリスクが増加します。里帰り出産を予定されている方は、適切な時期に里帰りしましょう。

注意事項
  • 当クリニックでの妊婦健診は32週までとさせていただきます。
  • 妊娠初期に里帰り先の分娩予約を行い、先方施設の指示に従ってください。
  • 里帰り前に、検査結果を含めた紹介状をお渡しします。(妊娠初期に紹介状が必要な方はお申し出ください)
  • 里帰り前に合併症が出現した場合、里帰りができない場合があります。高次医療施設への転院という場合もあります。

里帰り出産を希望される方へ(他院から当クリニックへ)

  • 妊娠16週までに、外来受診と分娩予約をお願いします。(できれば紹介状をご持参ください)
  • 妊娠経過が順調で、特に問題がない場合は、妊娠34週までに里帰りをお願いします。紹介状と検査結果をご持参ください。
  • 帝王切開が必要な場合(骨盤位など)や、管理が必要な場合は、早めの里帰りをお願いします。
  • 切迫早産や合併症が診断された方はご連絡ください。(程度によっては、里帰りをお断りすることがあります)
  • 胎盤位置異常(前置胎盤・低置胎盤)、妊娠高血圧症の方の里帰りはお断りすることがあります。
  • 当クリニックで管理困難な場合は、高次医療施設をご紹介することがあります。
  • こちらから里帰り出産をお断りする場合、分娩予約金は全額お返しします。

入院について

入院について

入院後、分娩まで苦しみを軽減させるためにLDRを採用しています。出産まで常に医師や助産師が付き添いサポートします。もちろん分娩時には、医師が立会ってサポートしています。
出産後の入院は、個室または特別個室になります。出産後の大切な時間は十分にリラックスして、しっかり身体を休めていただくことを重視しています。赤ちゃんは新生児室で、医師、看護師が見守ります。これは新生児期の小さな変化を見逃さず、すぐに対応できるようにするためです。
入院中のご家族のご面会は可能ですのでお声かけください。

分娩予約状況について

分娩予約状況について

現在の分娩予約状況です。月の前半と後半に分けて表示しております。
当クリニックでの里帰り出産を希望される方は別枠を用意しておりますのでご相談ください。

WEB、院内タッチパネル、電話で可能な予約システム

WEB予約は24時間対応可能です。

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